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香原料の香りと生き物

“暑さ寒さも彼岸まで”と言われるように、

朝晩はめっきり涼しくなりました。

皆様カゼなどひいておられませんか?

今回は香原料の香りと生き物についてお話をします。

私は会社の上階に住んでいる為、原料の香りの中で暮らしていると言えます。

香原料は芳香性健胃薬が多いのです。

大茴香、桂皮、丁子、山奈などが有名です。

その為か、家にいる時はあまり気づかないのですが、

長い出張などにでると胃の働きが鈍ってくるような気がします。

(お酒の飲みすぎかも?)

服用しなくても香りだけで胃腸の働きが活発になっています。

“香”には服用しなくても香りを聞くだけで、

充分にその様な作用があるようです。

それ以外に大茴香は、ハエやゴキブリが寄り付きにくいようです。

大茴香の粉末をゴミ箱に捨てた時は、不思議とハエ等をあまり見ません。

密教のお寺でよく見かける常香盤には、大茴香とよく似た香りの樒を

使用されておられるところが多いように思われます。

樒の皮を乾燥させ、それを粉末にした物を使用します。

樒は魔除けとして考えられており、夜中、人が寝静まった時に、

魔が忍び寄ると思われていたので、常香盤で夜になると樒の香りが出るようにして、

退散させようと考えられたものと思います。

他では甘松が面白いです。

なぜか甘松が会社に沢山入荷された時に、近所のノラ猫が周りをうろつきます。

以前の古い倉庫の時は甘松の置き場にノラ猫が住み着いて、

子供を生んだりしていました。

“猫にマタタビ”と言いますが、甘松も猫にとっては好物なのかもしれません。

この様に香には様々な効果、意味があります。

仏様にお供えする為の香ですが、私達生き物にも“おさがり”として、

役に立っているようです。



author:長川仁三郎商店, category:社長, 14:56
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